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Perfume to 私 と BABYMETAL

PerfumeとBABYMETALのレフトなファンの戯言

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もしも高校バスケットボール部マネージャーがPerfumeのライブを観たら その2 

試合が終わり、部員たち6人が椅子を片付けはじめようとした。

江部薬子工業の生徒はそれを手伝わず、コートの真ん中で監督とミーティングをはじめた。

はなは、急いで女子更衣室の階段を降りていった。

ケイ ナオ アイコの三人はその剣幕におどろいて後を追った。

はなはコートの真ん中で円陣を組んでミーティングをしている江部薬子工業に向かって叫んだ

「片付けぐらい手伝ってください!」

振り返った大男たちは、はなを一瞥して、鼻で笑ってまたミーティングを続けた。

はなは怒ってもう一度大きな声で言った。

「練習試合が終わったら、片付けるのがマナーでしょう!」

ケイとナオはハラハラして泣きそうになっていた。

アイコは得点板の横においてあったモップを二本持って相手監督に手渡しに行こうとした

「やめてくれ! よけいに惨めになる!」根岸が叫んだ


得点掲示板には29対197の数字が並んでいた

確かに第1ピリオドは25対30というなかなかの結果だった

しかし、第2ピリオドが始まってすぐに根岸が足首を負傷してしまい…

それ以降は、試合と言えるシロモノではなかった。

あまりにもの大差で勝敗が見えた第3ピリオドで観客たちは帰っていった。

なによりも、江部薬子工業の試合態度がひどかった。

うちのチームのプレイを馬鹿にした野次が飛ぶベンチ。

背の低い選手を馬鹿にするようなプレイ。

マナーの悪さと試合経過に耐えられず、観客はそそくさと帰っていったのだ。

根岸のファンの女子生徒もベンチで悔し泣きをしている彼を置いて体育館を出て行った。

最後まで試合を観ていたのは、彼女たちだけだった。

根岸は上半身を起こしながら叫んだのだ

なんだか涙声のように聞こえた。

他の6人は両手にパイプ椅子を持って立ち止まって下を向いていた。

汗ではないものが、コートにこぼれ落ちていた。

「なにいってんの!あんたたち素敵だったよ!」

はなが叫ぼうとした台詞を、アイコが先に叫んだ。

そのセリフを聞いて江部薬子工業の生徒たちが 馬鹿にした笑い声を漏らした

4番の2mがアイコの口真似をした

「アンタタチステキダッタヨ!」

アイコは真っ赤になって仁王立ちのまま溢れる涙を拭おうとせず 負けじと体育館に響き渡る声で言った

「そうよ!うちの選手はステキで あんたたちは最低!」

ケイとナオは拍手をした

はなは… ぎゅっと両拳を握り締め…

頭の中で計画を立てた 

まず 4番の膝関節を左足で側面から全体重をかけて、その反動ですぐ隣りの11番の巨漢の右手関節を外し

倒れる瞬間に8番の左足首を捻って… 大丈夫 素早くやれば少なくとも5人にダメージを与えられる

そこまで空想して怒りを鎮め、

実際には、江部薬子工業ベンチのパイプ椅子を片付けはじめようとした。

はなと同じくらいの身長の男が体育教官室から出てきた。

「吉岡!」

「はぃ!」江部薬子工業の監督が直立不動になった

「お前はなんにも分かっておらん!だから…」

そういってその小男は4番11番8番を睨みつけた

「なんだ、このおっさん」といいかけた選手たちを制して

監督は4番11番8番を殴りつけた

「ほら! ちゃんと田中先生に謝れ!」

4番11番8番は、無表情に頭を下げようとしたところ

田中先生は江部薬子高校の監督を殴りつけた

「ばかやろう! 謝るのはあの女生徒に対してだ!」

そういってアイコを指さした。

江部薬子高校の選手は驚いていた。

いつも鬼のように厳しく誰に対しても偉そうな態度をとっている監督が、ちびのおっさんに殴られてペコペコ頭を下げている

アイコは謝られるのも穢らわしいと感じたのか、泣きながら走って体育館から出て行った

ナオとケイはオロオロしながら、アイコを追いかけていった。

はなは、黙々とパイプ椅子を片付け始めた

田中先生が、はなの隣に来て黙ってパイプ椅子を片付け始めた

それを見て、やっとノロノロと江部薬子高校の選手も手伝おうとし始めたのだが

田中先生がまたしても怒鳴った

「お前らの手伝などいらん! とっとと帰れ!」

「でも…」なにか言おうとした監督は睨みかえされ黙ってそそくさと体育館を出て行った。

「あんた ありがとうよ」

そういいながら ぽんぽんと、はなの頭を叩いて椅子を持ってひょこひょこと歩いて行った

田中先生は呼んでいたタクシーが着いたので、根岸先輩を連れて病院に行った

そこにアイコが帰ってきた。 ナオとケイは習い事があるからと先に帰ったらしい。

アイコの目は真っ赤に腫れてウサギのようになっていた。

二人は、散らかっていたタオルやボトルを片付けた。

はなはアイコに指示をして、手分けして散らかった薬箱を整理し、選手たちのウォームアップスーツなどをたたんで、ボール籠を片付けた。

結局、モップをかけ終えるのに8時を過ぎてしまった。

最後まで全力で走り続けた6名の選手は、二人の働きぶりを呆然と眺めていた。

そこに田中先生が帰ってきた

がっくりと肩を落としている姿を見て嫌な気持ちになった。

「先生!」 なぜか、はなとアイコと残りの6人が一緒に声を発した

床に座り込み、小さな小さな田中先生は悔しそうに呟いた

「靭帯損傷 全治4ヶ月だ」

みんな黙り込んだ






今日は色んなことがありすぎた。はなの頭はいっぱいいっぱいだった。

駅までの帰り道、二人は黙って歩いていた。

突然、アイコがiPodのイヤホンをはなに差し出した

「ねぇ これ聴いてみて…」

「うん」

聴いたことのないピコピコとした電子音の音楽だった

「私って 中学生の頃はいじめられっ子でね…」

あの大男たちに食ってかかったアイコの言葉だとは信じられなかった

「自分が変わりたくて変わりたくて…」

「へぇ〜」

会ってから十時間も経っていないのに…旧知の親友のようにアイコは話し続けた

「でね ある日 次にかかる曲に出会ったんだ」

「ふーん」

正直、これまで、はなは音楽にあまり興味がなかった。

でも 今聴いている音楽心地良い

とっても可愛い曲だった ちゅちゅちゅ…

アイコがいっていた曲が始まった

どぅるるるるるる… 最高を求めてぇ 終のない旅をするのは…きっと…

横を見るとアイコは泣いていた

「私 悔しくて悔しくって あんなに一生懸命に戦っていた みんなを馬鹿にしているのが…」

「そうだね そうだね」そういって、はなはアイコの肩を抱いてあげた。

生きている証拠だから… 現実に打ちのめされ倒れそうになっても…

イヤホンから聞こえてくる曲は、なぜかとても心に染み入った。

澄み切った空に 三日月が輝いていた



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カテゴリ: もしも高校バスケットボール部マネージャーがPerfumeのライブを観たら

[edit]

Posted on 2010/11/13 Sat. 18:10    TB: 0    CM: 4

俺には ねえ がこう聴こえるんだ! 

当ブログで恒例? 俺にはPerfumeの曲がこう聴こえるんだぁ!シリーズ?

「ねえ」

これから みんなでどこまで行けるかな?
そう 今までの、みんなの思い出と一緒に

ブレイクしたあと 確かに仕事は増えた
忙しいけれど ここまでこれたのだもの
ファンのみんなは準備は出来てるかな?
私たちで勝手にこれからの予定を決めたけど…

これから みんなでどこまで行けるかな?
そう 今までの、みんなの思い出と一緒に
これから先 どこまで行けるかな?
でもねファンのみんなと行く先は どこも特別な場所になるはず

準備が整えば
後はこの先に 待ってるのは広い海
一気に行くわけじゃない 一歩ずつみんなと
今までと変わらないスタンスで…

それでいいよね?

ねぇ ねぇ ねぇ ねぇ …

(どう? イタイでしょう? ねえ?)

カテゴリ: perfume

[edit]

Posted on 2010/11/13 Sat. 11:01    TB: 0    CM: 4

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