Perfume to 私 と BABYMETAL

PerfumeとBABYMETALのレフトなファンの戯言

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二度目の片思い 

この記事は個人的な想い出をエッセイとして記録するものです

おっさんの想い出話に、興味があれば どうぞ
初恋の話ではない

人生においての二度目の片想いの話だ

なぜ、突然こんな記事を書くのか?

実はこの年齢になって…夢を観たのだ

それはとてもリアルな夢だった

いや…夢ではない。記憶の整理が脳内で行われたようだ

中学校までは歩いて通っていた

小学校の時に好きだった女の子が、学校で一番カッコイイとされている同級生と付き合っているらしい

という話を聞いた

その当時の僕は、少しだけ荒れていた

ただ、そんな状態を続けるつもりはなかった

親の人生に自分の人生が左右されるなんてまっぴらごめんだった

少しだけ大きめな学生服の胸ポケットにはラブレターが入っていた

ちゃんと、彼女に好きだという気持ちを伝えようと決めていた

だけど…

結局は渡せず…胸ポケットの白い封筒はくしゃくしゃになっていた

小学五年生から中学1年生まで、ずーっと彼女のことが好きだった

だけど、結局は思いを告げることが出来ずに、ある日その手紙をゴミ箱に捨てた

そして僕は彼女に出逢う

僕は人生で二人目に好きになる女の子に出逢うのだ

なぜ彼女を好きになったのか覚えていない

ただ、家庭科の調理実習の時に真っ白な割烹着を着てきた彼女の姿を今でもハッキリと覚えている

他の女子が可愛らしいエプロン姿なのに

彼女だけが真っ白い割烹着だった

すこし恥ずかしそうにしていた

きっと彼女は他の女子と同じエプロンを着たかったのだろう

それでも、手際よく料理の準備をしていく

彼女に母性を求めたのだろうか

そう、その時、僕は父子家庭だった

母は男を作って家を出て行った

父は毎晩深酒をして僕に暴力を振るっていた

兄は深夜まで家に帰ってこない

だから、彼女に温かい家庭を見たのだろうか?

いや、そうではない

彼女はいつもハンカチを持っていた

汗かきなのではない

少し恥ずかしそうにハンカチを口に当てていた

たぶん、そんな彼女の姿しか知らなかったら、いじめられっ子に見えるかもしれない

だけど、放課後になれば彼女は別人になった

一年生なのにバレー部で大活躍しているのだ

そして時折、満面の笑顔を溢すのだ

天使のように見えた

授業中も懸命にノートをとっている

とてもきれいな字でよく整理されたノートだった

もちろん成績も良い

丸顔でボブヘアー

真っ白な肌で一重だけどつぶらな瞳だった

中学3年間で、ほとんど話したことがない

二年生になって違うクラスになってからは挨拶さえもできなくなった

ただ、年賀状と暑中見舞いだけは三年間交わし合った

彼女はとてもイラストが上手くて、葉書一面にきれいな絵と文字が書かれていた

僕は風景画を葉書に書いて送った

ずっとずっと彼女のことを思っていた

おかげで道を大きく誤って少年院に入るということはなかった

悪い誘惑はたくさんあったが、結局彼女に嫌われたくないという思いだけでそれらとは距離をとることが出来た

彼女は眩しくて柔らかくて温かくて美しかった

彼女は僕の友達のことが好きだった

幼なじみで、小さな頃からずーっと好きだったそうだ

それを知っている僕は、何度も彼女を諦めるために違う女の子を好きになろうとした

だけど、結局中学校の三年間、彼女が好きだった

中学3年になって彼女が受検する高校を知って、愕然とした

僕は中学を出たら働くつもりでいた

だから高校受験の勉強もしていないし、中学の成績はひどかった

父親が世間体のために、高校だけは行けと僕に命じた

僕は入学したらすぐ辞めてやるつもりだった

だから、どんな高校でも良かった

だけど、彼女の受検する高校には願書を出すことも出来ないほどの成績だった

結局、あることがきっかけで冬休み前から猛勉強をして公立高校に受かった

僕の中学3年間は、全てが彼女で出来ていた

中学3年生になって女性っぽくなった彼女は、髪の毛に少しウェーブをかけてほんの少しスカートを短くして…

でも、誰かと付き合っているわけでもなかった

クラスでは全く目立たなかった彼女が、いつの間にかものすごく注目される美少女になっていた

何人もの男子が彼女のことを好きになっていた

僕は勇気を振り絞った

たぶん、卒業して別の高校に行けば…もう

中学3年間、僕が学校に通ったのは彼女がいたからだ

理由はそれだけだった

ともかく、僕は人生で初めて彼女をデートに誘った

たぶん、彼女は僕が片思いしていることを知っている

だから、恋の告白をする気はなかった

付き合ってくれといったって、彼女はまだ僕の友達である幼なじみを好きだった

だから断られるに決まっている

そこで、一度でいいから一緒に遊園地に行ってくれとお願いしたのだ

彼女は了承してくれた

そう、中学3年間で本格的に話をしたのはその時が初めてみたいなものだった

宝塚ファミリーランドに阪急電車にのって行った

彼女は清楚なワンピースを着てきた

本当に天使だった

彼女はコロコロと良く笑い、色んな話をしてくれた

とても可愛い声で、自分の夢を語ってくれた

夢なんて全く持っていない僕は、彼女と僕の住む世界が全く違うことに気がついていた

でも、それは僕がそれまで生きていた時間の中で、間違いなく最高の時間だった

「あ~生きているとこんなに楽しい時間ってあるんだ…」

「彼女は付き合うこともないだろうし、彼女が僕を好きになることもないだろう」

「だけど、彼女は間違いなく僕のために時間を使ってくれた」

「彼女ではないだろうけど、彼女と同じように素敵な女性と出逢えるかもしれない」

小学四年生で一度壊れてしまった僕の人生は、

その日に彼女と同じ時間を過ごしたことで再び動き出したのかもしれない


僕と同じ年令の彼女は、もう53歳だ

たぶんこれからも会うことは出来ないだろう

彼女は僕のことなんて忘れているだろう

だけど、僕の中ではあの日の姿の彼女が生きている

たまにふと彼女を思い出すことがある

それは、恋ではなくて天使の姿をしている

白い割烹着を着てハンカチを持ってコロコロと笑っているのだ

この年齢になって

まるで現実と間違えてしまうような夢をみたのだ

間違いなく僕にとって彼女は天使だった

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カテゴリ: 記憶の森

[edit]

Posted on 2013/08/31 Sat. 22:10    TB: 0    CM: 6

この記事に対するコメント

再会するかもしれませんよ

私も高校1年の時のクラスメートで好きだった女の子がいて、結局告白できずに大学に行った。
その頃はよっぽど暇だったのか同じ部屋に住んでいた友達との間で恋の懺悔をやる遊びをやっていた。
懺悔した人間はどんな遠くとも告白に行くのがルールだった。
それで最終的に結婚した奴もいたので効果はあったのだろう。
そして、北海道から、九州までわざわざ告白するために電車にゆられて会いに行くことになった。
周遊券を買って、眠るのは鈍行の座席の生活をしながら九州まで行った。
彼女は教員免許を取る研修のために母校にいた。
高校の近所の喫茶店で会うことになった。
先生と言って、ニコっと笑い、おすそ分けと握りしめたキャンディをくれる生徒がいる。
今の私にはそういう生徒達の方が大事なのごめんと言われた。
ようは、振られたのだ。
私は結局実家にも寄らず、駅舎や電車の中で眠り、北海道に戻った。
そして彼女はその後、母校の臨時講師として母校に勤務し結婚して教員を止めた。
それから25年後に母校の関東での総会をやる年次となり幹事をやることになった私は、彼女と再会した。
私の家で打ち合わせをやったら、私のカミさんが高校の頃、唯一心を許し敬愛した先生が彼女だったことがわかった。
あの先生のことを好きだったのなら、あなたには女を見る目があるわねカミさんに言われた。
それから、毎年年賀状を取り交わしていたが、昨年末、彼女の家族から訃報が届いた。
あまりに早すぎる死だった。
でも、会っておいて良かったと思います。

URL | ノッチ森永 #-

2013/09/01 10:27 * 編集 *

人生は面白い

小学校4年で父子家庭ってのは僕と同じなんでびっくりです
お袋はガンだったので正確には3年から父子状態でした

家を見ない親父は、ばあちゃんや目の見えないじいちゃんに任せていたのかも、大人に交じって育った僕は、むしろ同じ年の子供の気持ちが判らない変な子でした
5年で引越し、中学で好きになってくれた子が居ました
学年一の可愛い子でしたが、家庭の事情で引越し

同級生は連絡を取ってくれていたようですが、とうの私は、恥ずかしくて、でも嬉しくて、冷やかされるのもどこか歯がゆく嬉しく、
大学時代に行われた同窓会で彼女は主席せず、
その後の同窓会で病気を知り、末期という事でした。
 
その頃の間を取り持ってくれた女性は今でも仲が良く連絡を取り合っています
なぜ、無理にでも会いに行かなかったのか、今でも悔やまれます

22で就職し、好きになった子は、仕事に向いていないお嬢様だったので、辞めさせてしまいました
ずっと付き合っていましたが、僕の転勤(8年)の間に、お互いに結婚・離婚、
そしていま、また遊んでいます

50超えてからの付き合いってプラトニックで昔のチュウボウ時代を思い出します   初めてあってから30年以上だけど、今でも新鮮です

セラミックさん 
まだまだ自分に素直で良いんじゃない

会いたいなぁと思えば運命の神様は叶えてくれますよ マジ

いま、彼女をドームに息子と一緒に誘っています( 笑 )
スタンディングは無理かな?





URL | kinta #-

2013/09/01 11:13 * 編集 *

きっと

彼女もきっと覚えていますよ。
そう思います(^_^)

URL | しいな流線型 #9XlUtjPo

2013/09/01 13:18 * 編集 *

ノッチ森永さんコメントありがとうございます

高校生で好きになった人は、現在は私の家で一緒に暮らしています(^_^)

中学生の片想いは、恋というよりは天使との出会いです

彼女がいたからグレることもなく、高校に進学することにした

結果は、今も恋している妻に出逢うことになるわけですから人生は不思議なもんですね

私もよく鈍行で旅をしました

硬い椅子で痛めた腰のぶんだけ、遠くに来た感じがすきでした

URL | セラミックおじさん #-

2013/09/01 18:58 * 編集 *

kintaさんコメントありがとうございます

人生は予測不可能です

ただ、この歳になると後悔ではなく、冷静に人生を思い起こすことが出来ますね

沢山の人を傷つけて生きてきて

沢山の人に救われました

Perfumeの東京ドーム  べつに着席してみてもいいんですよ(^_^)

息子さんって?誰の?(^_^)

一緒に行くことができたら最高に楽しめると思いますよ〜

強引に連れて行ってはどうでしょうか?

URL | セラミックおじさん #-

2013/09/01 19:03 * 編集 *

しいな流線型さん コメントありがとうございます

そうですね 覚えてくれていると嬉しいですが

女性の記憶は上書き保存ですからね〜(^_^)

別に覚えてくれてなくてもいいんですよ

彼女と過ごした「あの日」は全宇宙の全歴史の中で、唯一の瞬間だったことには間違いないわけですし、今の自分を形作っているには違いないのですからね

真夏の夜の夢ということで、記事にしてしまいました(^_^)

URL | セラミックおじさん #-

2013/09/01 19:06 * 編集 *

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