Perfume to 私 と BABYMETAL

PerfumeとBABYMETALのレフトなファンの戯言

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電車通学での片想い 

よく、マンガやドラマなんかである通学に使っている電車の中での片想い

実は一度だけある…

といった、おっさんの想い出話に興味のある人だけどうぞ
高校に合格したものの、別に喜んで通っているわけではなかった

自宅から自転車で通学するとなると、1時間以上はかかる

バスと電車を使っても1時間以上はかかる

僕は、自転車通学を選んだ

自転車での通学路の途中に、中学3年間片想いだった彼女の高校の前を通過する

もう、違う人生を歩んでいる

彼女が恋している僕の友人もその高校に通っている

素直に、彼女の恋が成就することを願えるようになっていた

早朝の風が心地よくて、それを味わうためだけに学校に行っていたようなものだった

雨の日だった

自転車通学には、少し厳しい雨だった

バスは混雑していた

うんざりだった。学校をサボってしまおうと思いながら電車に乗った

そっくりだった

そう、中学3年間片想いだった彼女にそっくりの少女がドアの前に立っていた

顔が似ているわけではない

佇まいがそっくりなのだ

彼女は本を読んでいた

ピンクの傘を持っていた

そこだけ空気の色が違った

僕は息をするのも忘れていた

雨に濡れた前髪と、ドアのガラスに映る彼女の俯き加減の顔

一瞬で恋に落ちた(一方的に)

雨の日には彼女に逢うことができる

あの時以来、今も僕は雨の日が好きだ

僕が合格した高校は新設校で、僕たちの学年しかいない

彼女の制服は僕の通う学校のものだった

彼女の佇まいがなぜ似ているのかすぐにわかった

違うクラスだったが、時折みかける彼女はおとなしく、全然目立たない子だった

だけど、放課後になると、彼女はソフトボール部の練習で大きな声をあげていた

放課後、駐輪場から坂道を下ると、学校近くのグラウンドで日が暮れても練習をしている彼女を観ることが多かった

夏が近づくに連れ、彼女は真っ黒に日焼けしていった

たまの雨の日に彼女を電車の中で見かけると

時間の流れを感じとれた

「あ、おはよう!」ある日、勇気を振り絞って声をかけた

同じクラスでもないし、それまで視線が合ったこともない

でも、僕は完全にのぼせ上がっていた

「え? はい…おはようございます。」

その返事だけで十分だったのに、僕は話を続けた

心の芯は震えていた

「いつも、電車通学?」

「はい。そうです。」

会話はそこで止まった

でも、僕が同じ高校の生徒であることや、それ以上しつこくしなかったことが良かったのだろう

次の雨の日には彼女から「おはようございます。」という声をもらえた

会話はそれだけだった

話すことがないのだ

彼女は充実した学校生活を送っている

キラキラと輝いている

それに比べて僕といえば…

ただ、彼女が存在してくれたおかげで登校拒否をすることもなく

少しずつ学校に慣れていくことが出来たように思う

結局、彼女と仲良くなることもなく挨拶だけの関係?が続いた

そして、僕は違う女の子と恋愛(片想いではない)を経験した

彼女と同じソフトボール部だった

やがて朝の挨拶をしなくなくなり…

片想いとも言えない僕の思いは消えていった

でもね

雨の日に電車に乗ると、ふと思い出す

もしかしたら、違う人生もあったのかもしれないと…


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カテゴリ: 記憶の森

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Posted on 2013/09/05 Thu. 20:35    TB: 0    CM: 0

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