Perfume to 私 と BABYMETAL

PerfumeとBABYMETALのレフトなファンの戯言

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Heroine Guardian 

エレベータの前に立つといつもあの時のことを思い出す。

扉が開くと中に彼女が立っていた。

いつもと違って思いつめた表情で話しかけてきた。精一杯の笑顔を作っていたけど私にはわかった。

それから、ずーっと彼女の横顔を見てきた。

ビラを配って気持ちが折れそうになった時も、遠くにいる彼女が捨てられたチラシを拾っている姿を見てしまった。

いいじゃん、捨てられても捨てられても配り続けてやろうじゃねえか!


数人の観客の前で、歌い踊った。

精一杯の笑顔で歌い踊る。それができるのは彼女が隣に立っているから。
しかし、観客の気持ちが離れていくのがわかる。
携帯をいじりだす人もいる。
一曲がとても長く感じる。
「伝われ!」
願いも空しく、一人また一人と目の前から消えていく。
横に立っている彼女の表情を見るのが辛かった。

それでも最後まで見てくれたいつもの常連さん達。
曲が終わって、大きな声でお辞儀をしたら気持ちがこぼれ落ちそうなくらい溢れでてくる。
二人よりも急いで楽屋に戻る。

「うぉーー!」と大きな声で一瞬叫び涙を流す。
二人が楽屋に戻ってきたときには満面の笑顔に戻れるように。

「今日は前よりたくさん残ってくれたね。小さく踊っていてくれた人もいたね。」


観客が30人ほどいる。
無表情に、自分たちを品定めするような目つきで通りすぎていく。
自分たちの声が、観客の頭の上を通り過ぎ、乾いた音でこだまする。
横を見ると、それでも笑顔で歌い踊っている二人がいる。
自分は話すのが上手くない。だから…だから踊りだけでも…
意気込みして間違ってしまうことが多くなっていた。
「くっそ!私は何をやってんだ!」
やはりその日も、楽屋に猛ダッシュで帰って叫び声を上げた。
二人が帰ってきたときには何事もなかったような顔でいられるように。

それから数年…

いつも、彼女が手渡してくれる水が美味しかった。
ワンマンでこんなにお客さんが集まってくれる。

三人で走り続けていたらこんな場所に到達した。
夢の夢のまた夢のような場所。
たぶん、彼女はまた泣いてしまったのだろう。
でもいいんだ。もう。今の私はこの大勢のファンを見ながら彼女の泣き声を聞いている。
だって、いつものように彼女の顔を観たら…
私のほうが号泣してしまう。
いまはこの五万人の仲間の姿を見させて…



ラス前の曲で、途中から雨が降り出した。
「すげー! 自然ってすげー! 私たちを祝福してくれている!」
「みんないくぜ! 雨になんか負けないよ!」

私たちをこの場所まで連れてきてくれた曲が始まると雨は本降りになった
この曲は間奏の後半から歌が入るまでのところで、いったん低音が消え音量が落ちる。
大丈夫だよ。私たち三人だけじゃないよ。
そう思った瞬間。
誰よりも高く!と突き上げられたたくさんの腕。
すでにガラガラ声の歓声で一緒に歌ってくれている。
大きく優しい拍手で私たちを促している。
たぶん、隣で彼女は泣いているだろう。
そしてもう一人の戦友も泣いているだろう。
ここで私ががんばらなきゃ…

でも…その日は
いつも楽屋まで猛ダッシュで持ち帰る想いが溢れでた。
雨にかき消されるからいいか…
今日は…

私のHeroineは、嬉しくて泣いているのだ…
もう、私が守る必要はない。
ファンのみんなが彼女を守ってくれる。
また、悔し涙を流さなければいけない場所に行くことになるかもしれない。
でも今日は違う。私も嬉しいから泣いていいよね。
楽屋で一人で隠れて泣く涙と違うから…舞台の上で一緒に泣かせてもらうよ
だって…今日はそうしていいよって天が雨を降らしてくれたって思うから…



ヨーロッパの小さなクラブハウスツアーで、想いがうまく伝わらず悔し涙を流しそうな彼女が横にいる。
いいぜ!ダンスと音楽で私たちの魅力を見せてやろうぜ!
やるよ! あ~ちゃん、ここは私に任せとけ!
観客を睨みつけ、人差し指一本で煽ってやるぜ!
あ~ちゃん。まだまだ一緒に戦おうぜ。
あ~ちゃんを泣かす奴は私が許さない!
ゆかちゃん、そっちサイドは任せたぜ!。
いくぞーーー!おらぁーーーーああ!!



この記事はelectrocatさんのCrying Heroineという素晴らしいストーリーをリスペクトしてサンプリングしてパクって真似したものです。 いつもいつもすみません。 
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カテゴリ: perfume

[edit]

Posted on 2011/08/30 Tue. 06:05    TB: 0    CM: 6

この記事に対するコメント

いいですね~

のっち、カッコいいです。
めっちゃ男前です!

ストーリーを作っている時って、いろんな展開に迷いながら作りませんか?
僕はそうです。

いろんなサイドストーリーが生まれるPerfumeは、それだけ感動のツボが多いんですよね(^_-)

最後の「いくぞーーー!おらぁーーーーああ!!」でウルウルです(T_T)

URL | electrocat #Aiam0OL6

2011/08/30 08:50 * 編集 *

あ・・・

>だって、いつものように彼女の顔を観たら…私のほうが号泣してしまう。
あの日、手を口に当てくちびるをかみしめてたのっちが浮かびました。
ついこの前セラミックおじさんさんの記事から飛んで久々に見たOUYAさんの
2010まとめのイラストで同じ場面を見て、何故か写真よりもあの時の感動が蘇ってきて
目がじゅわじゅわになったばかりなのに。また・・・

URL | yossy #-

2011/08/30 17:07 * 編集 *

electrocatさんコメントありがとうございます

申し訳ないです。せっかくのelectrocatさんの作品を怪我してしまったのではないかと反省しております。
でもね、どうしても書きたいって衝動にかられちゃったんです。
申し訳ないです

URL | セラミックおじさん #-

2011/08/30 21:12 * 編集 *

yossyさんコメントありがとうございます

OUYAさんの絵は、本当に素晴らしいですよね。
観ているだけで物語が次々と湧き出てくる気がします。
あの時の のっちは … 本当にカッコよかったですよね

URL | セラミックおじさん #-

2011/08/30 21:14 * 編集 *

そういう理由だったんですね

のっちがいつも楽屋に真っ先に行くのは。

でも、そんなイメージが浮かびます^^
のっちは涙腺がめっちゃ固いだけで、
本当はよく泣いちゃう子ってことは…どうなんだろ。

前の記事にあったたくさんのイラスト、
特にOUYAさんの絵は最高です。

ドームライブを楽しむのに必須ですね♪

URL | リン #-

2011/09/01 23:37 * 編集 *

リンさんコメントありがとうございます

まぁ妄想なんですが、のっちって感情豊かな子なのは間違い無いと思います
でね、彼女は本当にGuardianって気がするんですよね

あ、OUYAさんは本当に素晴らしいイラストを描きになられますよね~
ぜひ、他の作品も観てください!

URL | セラミックおじさん #-

2011/09/02 20:22 * 編集 *

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